大規模災害:在宅医療機器備えを

毎日新聞 2018年9月9日

 大きな災害で停電が長時間続くと、在宅療養している患者が使う機械も止まりかねない。酸素濃縮器や人工呼吸器を使っている患者は、内部バッテリーの確認など普段からの備えが必要だ。
 参考になるのが、厚生労働省の研究班が作成した「大規模災害に対する備え」で、国立がん研究センターのサイト「がん情報サービス」でみられる。
 慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)などの患者が使う酸素濃縮器は、停電しても内部バッテリーがあれば1~2時間作動する。その間に、電気を使わない酸素ボンベに切り替える。動くと酸素の消費量が増えるので、落ち着いて安静にする。自宅から避難する場合は、保守点検業者が安否確認しやすいよう、避難先を連絡するとともに、行き先をメモに書いて残す。
 人工呼吸器を使う患者は普段から、内部バッテリーは新品時よりも作動時間が短くなることに注意し、ガソリンで動く自家発電機などを確保しておく。停電が長引いた場合は、病院に避難することを考える。予備の薬を準備し、避難の手助けをしてもらえるよう近所の人に声をかけておくと安心だ。

 ◇患者の停電への備え
<酸素療法を受ける患者>
・携帯用酸素ボンベを確保

<人工呼吸器の患者>
・内部バッテリーは新品時よりも作動時間が短くなることに注意
・自家発電機など外部電源を確保
・長期停電なら、病院への避難を検討
 ※厚労省研究班の資料から作成

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