【広島】医療的ケア児の受け入れ態勢拡充 広島県教委、医師ら学校訪問

中国新聞  2018年5月7日

 障害や病気で普段からたんの吸引などの医療ケアが必要な子どもが増えているため、広島県教委は県立の特別支援学校で受け入れ態勢の充実に乗り出す。県医師会(広島市東区)などと連携し、専門性の高い医師や看護師が定期的に学校を訪れ、学校で働く学校看護師のケアに立ち会って指導や助言をする。学校看護師や保護者向けの研修会も開き、子どもがより安心して学べる環境整備を図る。
 医療ケアが必要な子どもは「医療的ケア児」と呼ばれる。県立の特別支援学校には、自宅などで授業を受ける「訪問教育」の子どもを除き、2017年度は11校に97人が在籍した。乳幼児医療の進歩による救命率の向上などを背景に、通う子どもは増加傾向にあり、酸素ボンベを使った酸素吸入など高度なケアが必要な子どもの受け入れも増えている。
 県教委は、対象の子どもがいる11校に計30人の学校看護師を非常勤で配置している。子どもの増加やケアの高度化などを踏まえて、態勢をより充実させる必要があると判断。県医師会や県看護協会(中区)と連携し、小児医療に携わる医師や看護師を年数回、対象校に派遣すると決めた。
 派遣された医師たちは、学校看護師が幼稚部、小学部、中学部、高等部のいずれかに通う子どものケアをしている現場に立ち会う。高度ケアの手法を指導したり、相談に応じたりする。長期にわたる学校生活を見据えて、車椅子を使う子どもの呼吸機能の低下を防ぐ運動など、体の成長や症状の変化に合わせた総合的な対応もアドバイスする。
 学校看護師や教員、保護者を対象にした研修会も9月、広島市と福山市の2会場で開く予定。人工呼吸器でのケアの最新情報や関係者間のスムーズな情報共有の仕方などを教える。
 県教委特別支援教育課は「学校での医療ケアのニーズは多様かつ高度になっている。現場に応じたサポートで、全ての子どもが安心して教育を受けられる権利を守りたい」としている。

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