医療的ケア児の対応、主治医らとの相談体制構築を 文部科学省が検討会議の最終まとめ公表

キャリアブレイン 2019年03月04日
文部科学省が公表した「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」の最終まとめ
文部科学省は、「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」の最終まとめを公表した。人工呼吸器の管理などが必要な児童・生徒に医療的ケアを実施する際の留意事項などを記載。主治医らと「直接意見交換や相談を行うことができる体制」を構築するよう促している。
最終まとめでは、▽主治医▽医療的ケア指導医▽学校医―などとの連携を図るため、「教職員の中から校内の連絡・調整や外部の関係機関との連絡・調整に当たる担当者をあらかじめ決めておくことも重要」と明記。病院と違って医師が近くにいない学校現場でも、特別支援学級などに配置された看護師らが安心して医療的ケアを実施できる環境を整える必要性を挙げている。
また、学校現場は医療現場と観点が違うため、「看護師としての立ち位置や専門性に戸惑うことが多いとの声が上がっており、早期離職の原因の一つとなっている」と指摘。教員委員会に対し、「初めて学校で勤務する看護師等を対象とした研修を行うことが望ましい」と注文を付けている。
このほか、災害時の対応も記載しており、人工呼吸器などの医療機器を使用する医療的ケア児がいる場合、「電源の確保や日頃から必要とする医療機器のバッテリー作動時間の確認等の点検を行うとともに、停電時の対応を学校関係者と保護者で事前に確認する必要がある」としている。

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