「マイナンバーで保険証」報道は事実誤認、日医ICチップで管理、「マイナンバーとは結び付かない」

M3.com レポート 2019年2月21日 (木)配信大西裕康(m3.com編集部)
日本医師会常任理事の石川広己氏は2月20日の記者会見で、「マイナンバーで保険証代用」などとする報道があったことに対し「事実誤認」と指摘し、正しい内容の報道を求めた。1月28日に召集された第198回通常国会で審議する予定の健康保険法改正案に盛り込まれている健康保険証の資格をオンラインで確認する仕組みは、マイナンバーカードを交付してもらい、カードのICチップで資格確認を行う仕組みであり、石川氏は「医療機関にICチップを読み取る機械・装置がなければ保険資格は確認できない。マイナンバーカードを持って行っても保険資格を確認できず、注意が必要」と述べた。 石川氏は、「(健康保険証の)オンライン資格確認は医療にとっても重要なので、私たちも協力して進めていく」と説明した一方、「マイナンバーという唯一無二、悉皆性があり生まれてから死ぬまで使う番号と、医療情報がひもづくと(情報漏洩などの可能性が高まり)危険であり、マイナンバーと医療情報はつながらないように厳重にするようずっと求めてきた」ことに理解を求めた。その上で、「『マイナンバーで保険証』では、12桁の番号が保険証の代わりになると思える。全く異なることを表現している」と一部の報道に苦言を呈した。

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