【岡山】豪雨 「要介護3」で1人暮らしの高齢者も犠牲に

NHK 2018年7月12日

 今回の豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町では、氾濫した川から水が押し寄せ、逃げ遅れた高齢者が多く亡くなったと見られています。中には、介護を受けていた1人暮らしのお年寄りもいました。
 家族などへの取材で亡くなったことがわかった、真備町辻田の伊丹尋ミさん(77)。2階建ての住宅で1人で暮らしをしていた尋ミさんは、今月8日の午前10時ごろ、1階の居間で倒れているのが見つかったということです。
 自宅の外壁には、1階の窓の辺りまで浸水したことを示す茶色い線が残されていました。水死したと見られています。
 尋ミさんは「要介護3」と認定され、週に6日、在宅で介護サービスを受けていました。足が悪く、何かにつかまらないと1人では歩けなかったため、ふだんから1階で生活していたということです。
 自宅には、手押し車が残されていました。尋ミさんのヘルパーを務めていた「和・介護ステーション」の岡本雅子さんは、「足の状態を考えると2階に避難しようと思っても難しかったと思います。また、自宅にうかがったらいつものように迎えてくれるのではないかと考えてしまい、亡くなったことが信じられません」と涙をぬぐいながら話していました。
 当時、関東地方に住む1人息子の憲章さんが、母親の尋ミさんを心配し10時間以上かけて車で駆けつけましたが、たどり着いた時には、すでに家の中で倒れた状態だったそうです。
 夫に先立たれ、女手1つで憲章さんを育て上げたという尋ミさん。憲章さんが「一緒に住もう」と声をかけたこともありましたが、自分で建てた家に住むことにこだわり続けていたということです。

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