訪看事業所での配置薬拡充へ、遠隔管理を提案 規制改⾰WGで専⾨委員

キャリアブレインマネジメント 2023年03⽉07⽇
 規制改⾰推進会議のワーキング・グループの専⾨委員は6⽇の会合で、訪問看護ステーション(訪看ST)に配置可能な薬剤の対象を広げるための具体的な枠組みを提案した。薬局や医療機関が管理する「遠隔倉庫」を訪看ST内に設けることで、在宅患者に必要な薬剤を幅広く使⽤できるようにする内容。佐藤主光座⻑(⼀橋⼤教授)は、対応案を今後⽰すよう厚⽣労働省に求めた。
 枠組み案は2つ。1つ⽬は、訪看ST内に設けられた遠隔倉庫を薬局の薬剤師がオンラインで遠隔管理し、その薬局が訪看STに随時授与するというスキーム。
 この場合、薬剤師が遠隔管理するのは倉庫室温やピッキングの適切性、薬剤の在庫の増減など。また、倉庫内に配置する薬剤として、脱⽔症状に対する輸液や被覆剤、浣腸液、湿布、緩下剤、ステロイド軟膏、鎮痛剤などを想定している。
 訪看STの看護師は必要に応じて医師の指⽰内容を薬局と共有する。また、ピッキングのみ看護師が⾏い、薬剤師がそれを監査する。
 もう1つは、訪看ST内に遠隔倉庫を設け、医療機関の医師が医薬品安全管理責任者を担うとともに、その倉庫について「医薬品の安全使⽤のための業務に関する⼿順書」に基づき管理するというスキーム。訪看STは、どちらかのスキームを選ぶことができる。
 これらの枠組みの案は、弁護⼠の落合孝⽂専⾨委員と佐々⽊淳専⾨委員(医療法⼈社団悠翔会理事⻑・診療部⻑)によるもので、6⽇に開かれた「医療・介護・感染症対策ワーキング・グループ」で提⽰した。

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