排泄予測機器など新たな保険給付対象として検討へ 介護保険福祉⽤具・住宅改修評価検討会

キャリアブレインマネジメント 2021年03⽉09⽇

 厚⽣労働省の検討会は9⽇、介護保険の給付対象となる福祉⽤具等に新たな種⽬を加えることの是⾮について審議した。直近の受付期間に保険給付の対象品⽬として追加するよう申請があった福祉⽤具と住宅改修項⽬のうち、排泄予測機器など5品⽬に対して、導⼊した場合の効果など詳細なデータを追加で提出するよう求め、検討を継続する。
 介護保険福祉⽤具・住宅改修評価検討会は、利⽤者や保険者などの意⾒や要望を踏まえて介護保険の給付対象となる福祉⽤具・住宅改修の新たな種⽬・種類の追加や拡充について妥当性などを検討する。近年になって、開発企業などから検討会の開催スケジュールや評価基準の明確化などが求められてきたことを受け、2021年度以降は毎年度ごとに開催する⽅針となった=図=。
令和2年度第4回介護保険福祉⽤具・住宅改修評価検討会に関する資料より
出典:https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000750224.pdf

 また、評価基準については、「要介護者等の⾃⽴の促進⼜は介助者の負担の軽減を図るもの」であることや、「要介護者等でない者も使⽤する⼀般の⽣活⽤品ではなく、介護のために新たな価値づけを有するもの」であることなど、今回から7つの検討項⽬に照らし合わせて審議が⾏われた。 今回の検討対象は、18年2⽉10⽇から20年10⽉31⽇までに保険給付対象への希望を受け付けた品⽬。厚労省は福祉⽤具19件と住宅改修に関する項⽬1件について否決し、福祉⽤具5件の申請に対しては、在宅で導⼊した場合の改善事例など、より具体的なデータの提出を追加で求めた上で「評価検討の継続」を⾏うことを検討会へ提案した。提案は、各構成員による事前評価を踏まえたもので、反対意⾒は出なかった。
 「評価検討の継続」となった品⽬の内訳は、シャワーアームが付属した⼊浴⽤補助椅⼦、膀胱内の尿の溜まり具合を超⾳波で測定する排泄予測⽀援機器、⽚⿇痺患者を対象とした⽚⼿で操作できる歩⾏器、腰部に装着する機能訓練⽀援機器(⽣体信号反応式機能訓練⽤装着型ロボット)、数種類のセンサーを選択できる⾼齢者の⾒守り⽀援機器。これらの品⽬は、21年度以降の要望受付分とは区別して必要なエビデンスなどがそろい次第随時、評価検討を進めていく。

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