【北海道】LINE登録で手軽に国保特定健診病院検索、室蘭市が整備
室蘭民報 2019年6月9日
特定健診の受診率向上を狙って作成されたLINEのアカウント画面 室蘭市は、40歳以上の国民健康保険(国保)加入者を対象とする特定健康診査(特定健診)について、受診率向上策に知恵を絞っている。本年度は無料通信アプリ「LINE(ライン)」の専用アカウントで、受診できる最寄りの病院を検索するシステムを整えた。対象者には今月半ばに案内はがきが届く予定。市は積極的な活用を呼び掛けている。 特定健診は血圧測定や血液検査を行うことで、生活習慣病のリスクを調べることができる。市内の医療機関28施設で受けることができ、対象となる市民は約1万4千人。5月に受診券が送られ、年1回無料で受診できる。 今回作成の専用アカウントは位置情報やキーワードを送信すると、現在地から近い利用可能な医療機関が5件表示され、直接電話で予約できる仕組み。登録方法などを説明した案内はがきが70歳未満の対象者に送られ、記載されたバーコードを読み取ることで登録できる。アカウントの有効期限は来年3月31日まで。 市国保の特定健診受診率は2017年度(平成29年度)38・7%。14年度35・8%、15年度37・2%、16年度38・4%と上昇傾向にあるものの、伸び悩みが課題となっていた。 市は「第3期市国保特定健診等実施計画」(18年度から6カ年度)で、23年度までに受診率を45%まで向上させる目標を立てている。受診できていない人への電話連絡や、パネル展での啓発など、これまでも受診勧奨事業に取り組んできた。 市保険年金課の山﨑美妃課長は「登録することで思い立った時に予約できます。ぜひ活用していただきたい」と話す。問い合わせは同課、電話0143・25局2702番へ。
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