【秋田】1泊千円、闘病の子の家族支える施設 秋大病院近く、生活家電完備

秋田魁新報  2019年5月10日
 子どもが重い病気で入院した時、遠方の家族が1泊千円で宿泊できる民間施設「あきたファミリーハウス」が秋田市広面のアパートにオープンし、間もなく6年になる。付き添いの家族は気持ちが張り詰め、なかなか心身が休まらない。入院が長引くと経済的な負担も増える。そんな家族の力になろうとボランティアが始めた施設は、病気と闘う親子にとって心強い存在だ。 「早く元気になってほしい気持ちと手術への不安、娘への申し訳なさ…。いろんな思いが混じり合っていた」。能代市の女性(40)が語る。2月、長女(2)が心臓手術のため秋田大医学部付属病院に入院した。自宅からは車で1時間余り。ホテルに滞在するか自宅から通うか迷っていた時、医師がハウスの存在を教えてくれた。 場所は大学病院から徒歩5分。1Kの室内には風呂やトイレのほか、洗濯機、冷蔵庫、寝具があり、調理器具や食器もそろっている。「普通の家のようだった。宿泊費も心配だったので助かった」と女性は話す。 長女が集中治療室(ICU)に入っていた1週間、女性はハウスを利用した。病院での面会は1日2回。時間いっぱい一緒に過ごし、娘が眠ってから部屋に戻った。「帰り道にいろんなことを考えて部屋で気持ちを整理し、体を休めた。翌日も笑顔で子どもの待つ病室へ行くことができた」 ハウスは2013年7月にオープンした。秋田市の遠方に住む家族の負担を少しでも減らそうとボランティアや大学病院で働く看護師らが準備に奔走。フリーマーケットなどで資金を集め、アパートを借りた。昨年は14家族が計221日間利用。大学病院に入院した子どもの家族が多い。 毎月の家賃は、大家さんが善意で安くしてくれている。運営費の大半は県民の寄付で賄う。「ここはいろいろな人の思いで成り立っている」と、あきたファミリーハウス代表の滝波洋子さん(69)は語る。自身も心臓病の子どもを育てた経験がある。 家族にとって、片時でも子どものそばを離れることは不安だ。病院とハウスのわずか5分の距離も遠く感じる。「病院内に家族が宿泊できる場所があれば、本当は一番いい」と滝波さんは話す。 「ファミリーハウスがなければ、心身共にもっとつらい日々だった」「神様からの助けだと思いました」―。部屋に置いてある宿泊ノートには、利用者のさまざまな思いが書き込まれている。「必要とされていることを実感する。できる限り継続していきたい」とメンバーたちは語る。 あきたファミリーハウスは県民からの寄付金を募集中。振込先は秋田銀行御所野ニュータウン支店、普通口座「160836」。口座名義は「あきたファミリーハウス」。問い合わせは滝波さんTEL018・863・0580

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