【鳥取】「こどもクリニック」完成 米子・博愛病院 医療と福祉、一体提供

山陰中央新報 2019年4月2日

 医療的ケアを日常的に必要とする「医療的ケア児」や難病の子どもと家族を支援する「博愛こども発達・在宅支援クリニック」(玉崎章子院長)が米子市両三柳の博愛病院の一角に完成し、31日に開所式が同病院であった。運営する医療法人同愛会をはじめ、県や市の関係者ら約50人が出席。テープカットなどを行い、医療と福祉をワンストップで提供する多機能型施設の誕生を祝った。8日にオープンする。 「暮らし日本一」を目指し、県と日本財団(東京都)が2015年度にスタートさせ、同法人も参画する共同プロジェクトの一環。同病院西館の1階約740平方メートルを改修して開設した。事業費は約1億4千万円で、うち同財団が約1億1千万円を支援した。 同法人によると、重症心身障害児・者は県西部に150人いる。クリニックでは、こうした子どもが体調管理のために診療を受けたり、日中や放課後に同世代の子どもと遊んだりできる。10月以降は泊まりも可能。医師1人と看護師3人を含む10人体制で、子どもの状況や成長に応じた支援を行うとともに、保護者の負担軽減や就労支援を図る。訪問診療や訪問リハビリも行う。 急性期を担う鳥取大付属病院や人材育成を手掛ける小児在宅支援センターと連携し、子どもの転院を受け入れたり、保育士の人材育成を行ったりし、県西部の「地域連携ハブ拠点」としての役割も果たす。 開所式で、同法人の石部裕一理事長は「総合的なサービスを提供することで経営の安定を図り、事業継続を目指したい」とあいさつ。同財団の前田晃専務理事は「地域のハブ拠点として全国のモデルとなることを期待している」と述べた。

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