【愛媛】がん治療やケア、やさしく紹介 四国がんセンターが発刊
朝日新聞 2019年2月25日
「がん専門病院からのメッセージ~がんと闘い、共に生きる人を支えたい」に掲載されているマンガ 四国がんセンター(松山市南梅本町)が、最新のがん治療法やがん患者が社会生活を送る際に受けられる支援内容など、幅広い話題を盛り込んだ本「がん専門病院からのメッセージ~がんと闘い、共に生きる人を支えたい」を作った。マンガやイラストを多く用い、専門用語もかみ砕き、分かりやすさを心がけた。
ママのがん「もう怖くない」 自由研究で学んだ小6女子 がん専門病院が地元のがん診療について本を出すのは中四国で初めてという。執筆はセンターの専門医や看護師、職員、ボランティアがあたり、マンガも職員が手がけた。文章は医療職以外の職員で読み、難しいと指摘された表現を変えるなどした。 本は「がん専門病院ができること」「がんを知る」「がんを見つける」「がんと闘う」「がんと共に生きる」「がん診療の明日」の全6章、73項目で構成されている。一般論ではなくて地域のがん患者に役立つよう、県内で実施されている最新治療、サポート情報を具体的に盛り込んだ。 「がん専門病院ができること」の章では、四国がんセンターや、センターで実施されているゲノム医療や緩和ケアなどを紹介している。「がんを知る」では、がんにつながる生活習慣や因子などを解説した。 「がんを見つける」の章では、がん検診の内容、メリットやデメリットなどを取り上げた。「がんと闘う」の章では放射線治療や化学療法、化学療法の副作用対策、乳がんや肺がん、胃がんなど、がんごとの最新の治療法を解説した。 「がんと共に生きる」の章では、センターにある「患者・家族総合支援センター」「がん相談支援センター」の活動、仕事との両立支援、治療による乳房切除など外見の変化へのケアなどを紹介。巻末には、がんの情報が掲載されたホームページのアドレス、がんについての本を掲載した。 センターの谷水正人院長は「マンガやイラストも交え、難しい専門用語はできるだけ使わないよう努めた。子どもから大人までぜひ手に取ってほしい」と話す。 A4判146ページ。1500円(税別)。県内の主な書店で販売されている。問い合わせは四国がんセンター(089・999・1111)へ。
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すぐに考えていないけれど、少しでも御関心があれば、とりあえず雑談させて下さいませ。