看護職求職者29歳以下で1割以上増、日看協調べ 求人倍率は訪看ステーションが最高の3.78倍

キャリアブレイン 2019年01月09日
 日本看護協会(日看協)の調査によると、2017年度のナースセンターの求人倍率は2.36倍で、16年度と比べて横ばいだった。年齢層別に求職者を見ると、29歳以下と60歳以上で10%以上増加していた。施設種類別の求人倍率では、訪問看護ステーションが3.78倍で最も高かった。 日看協は、都道府県看護協会が都道府県から委託を受けて運営しているナースセンター(86カ所)の17年度の求職・求人データを調べた。それによると、施設からの求人数15万9891人に対し、求職者数は16年度から1129人増の6万7614人だった。求職者の年齢構成は、「40―44歳」が16.1%で最も高く、次いで「45―49歳」(15.7%)、「35―39歳」(13.6%)の順だった。16年度と比較すると29歳以下が13.1%、60歳以上は12.1%、50―59歳は5.1%それぞれ増加していた。 施設種類別の求人倍率は「訪問看護ステーション」が3.78倍、「病院(20―199床)」2.55倍、「病院(200―499床)」2.02倍、「病院(500床以上)」1.72倍、「介護老人福祉施設」1.67倍の順で高かった。「訪問看護ステーション」の求人登録数は3365事業所、求人数は1万4687人で、1事業所当たりの求人数は4.36人だった。 求職者の希望する施設種類(複数回答)の割合は、「病院(20―199床)」が19.8%、「診療所(無床)」19.6%、「病院(200―499床)」17.6%、「健診センター・労働衛生機関」14.5%の順で高かった。
■退職理由に年齢差、若年層の定着にはメンタルケアの必要性 日看協は20―50歳代を対象に、職場を退職した理由についても調べた。全体では「結婚」(10.4%)、「妊娠・出産」(7.3%)、「転居」(7.2%)が上位3位までを占めた。20歳代では、「自分の健康(主に精神的な理由)」(8.3%)、「看護職の他の職場への興味」(7.2%)が多かった。看護職として就業している求職者の「退職したいと考えている理由」は、全体で「看護職の他の職場への興味」(11.2%)が最も高く、20歳代では他の年齢層と比べて「自分の適性・能力への不安」が10.6%で高かった。日看協では「若年層に対するメンタル面のケアに取り組む必要性が示唆される」としている。

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