【愛知】救急車でコンビニに「いいね」7万件超 名古屋市消防局
中日新聞 2018年7月31日
酷暑による救急搬送の急増を受け、出動が連続した場合に救急車がコンビニなどに立ち寄ることへの理解を求めた名古屋市消防局の公式ツイッターが注目を集めている。30日現在、引用などのリツイート(拡散)は5万9000回を超え、共感を示す「いいね」は7万4000件以上。西日本豪雨の際の救助活動に続く反響の大きさに、担当者は「驚いている」と話す。
同局は26日、「出動が連続し消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入する場合があります。その際も、出動態勢は維持していますので、ご理解をお願いします」と公式ツイッターに投稿した。
同局によると、今年は酷暑で熱中症とみられる搬送者が増え、救急隊の出動件数は急増。23日の664件を筆頭に、17~25日は500件を超え、1日に22件出動した隊もある。かつて「救急車で買い物をしていた」との批判が市民から寄せられたこともあり、隊員の食事や水分補給の機会を確保するため投稿したという。
「救急隊の皆さんの健康も絶対に大事にして」など賛同の返信が相次ぎ、担当者は「通常は救急車や消防車では立ち寄りしないように伝えているが、隊員の最低限の水分補給などは認めてもらいたい。反対の意見もあるが、多くの理解を得られて、ほっとしている」と話している。
同局の公式ツイッターは西日本豪雨の際、岡山県倉敷市真備町での救助活動の開始前に「必ずあなたを助けます」と投稿し、感謝の返信が相次いだ。
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